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新着情報
温泉協会の新着情報です。
新潟県 松之山温泉②
ひなの宿ちとせ

館内は7月28日にリニューアルオープンしたばかりということでどこもピカピカに輝いている。

松之山温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム塩化物泉で1200年前の化石海水ということ。
地殻変動によりその海水が噴出する「ジオプレッシャー型」と呼ばれており、1リットルあたりのほう酸含有量は約350mgと日本一なのだとか。
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戦後の一時期、この温泉から塩を採ったというほど塩分が強く冬でも湯冷めしにくいという。

温泉に入った人達が「なんか匂いがする」と言うので、腕についてた温泉の残り香を嗅がせてもらうと、貸切風呂に入るときに感じた、檜の香りと温泉の香りが混ざったようないい匂いがする。
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浴槽により湯の色は少し濃い茶褐色だったり透明だったりだが、感触はまったり系で備長炭のような香りで、温度が冷えるとゆるいゼリー状スライムになった湯の花ができる。

このゼリー状スライム、湯冷めしないという要因の一つでもあるのだろうが、
ただ怖かったのが、木の枠に足を乗せたとたん、結構な確率で「滑る」危険が待ち受けている。
打ち所が悪ければそのまま療養滞在になってしまいかねないので十分な注意が必要。
くれぐれも小走りなどなさらないよう、体験者よりご忠告申し上げます。

さて、十日町市にある松之山温泉、周囲は山と田んぼに囲まれ、かの有名な魚沼産コシヒカリの一大産地でもある。
そう新潟といえば米、美味しい日本酒。
ところで、なぜ新潟はこれほどの酒どころになったのでしょう。それは、良質な米と水、酒造りを極めた杜氏が揃っているから。その背景には、山に雪が積もり雪どけ水が清冽な伏流水となって米を育み、おいしい飲み水となる厳しい気候風土が大きく影響している。
寒仕込みは低い気温の中でゆっくりと発酵が進むので、すっきりとした淡麗な味わいの、新潟ならではの日本酒が生まれる。
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          地酒を飲み比べてみると、それぞれ個性豊かで驚くほどのおいしさ。

車窓からみる民家のほとんどは2階が玄関という豪雪地帯特有の創り。そろそろ冬ごもりの支度ということで、窓に細い板を打ち付けていた。

新潟 松之山温泉 バイナリ―発電
先進温泉地視察 平成24年11月12日~13日

新潟県十日町市 松之山温泉 
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バイナリー発電の実験が始まると聞いた2010年から足掛け3年目にしてようやく今回視察が実現。

説明してくださるのは地元旅館「ひなの宿ちとせ」の柳さん、地熱技術開発の大里さん、十日町市松之山支所地域振興課 課長補佐 相沢さんの3人。
まずは発電施設を見学。

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温泉排熱を利用する発電にはいろいろな種類がある。
ここ松之山温泉では、発電率、コストの面で実現性の高い「バイナリー発電」の実証実験を行っている。
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水よりも沸点が低い熱媒体である「アンモニア」を加熱、蒸発させてタービン発電機を回す。
アンモニアのままでは配管内の圧力が上がってしまうため、水を混合させたカリーナサイクルを導入。
毒性が強いので外部に漏れないための対策もとっている。
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発電についての問題点、今後の課題であるランニングコストについても検討し、観光や視察のPRとして利用していくとのことで、見学と説明会を終了した。


東北応援視察
今年の視察先は、3・11の震災で比較的被害の少なかった宮城県内陸方面。
最初に仙台の中心地にある宮城県庁へ向かった。

沼津から高速で6時間超、バスでは自己紹介タイムを企画。
お宿自慢、個人の趣味までいろいろ順番に発表。
『この視察はいつもハードスケジュールのドSツアーだ』
『きついと言っては参加するのはドM会員ですね』と、車内は笑いに包まれた。
東北自動車道に入る
震災の影響で亀裂の入った高速道路の補修工事渋滞があった。
渋滞を抜けてまもなく仙台市内に入った。

宮城県庁到着

最初に協会の概要、次に薬事課の温泉担当から、
3・11震災被害状況や復興への取組についてお話を伺う。

最後に『沿岸部の被災状況を是非見てお帰り下さい。
こんなことが起こるのだということ。
そして復興していく現状をしっかり伝えてください。』と言われた。

実際見に行きたいと思った。
不謹慎と思われないだろうか?と考えていたため衝撃を受けたが、同時に東北の人達の底力を感じた。

被災時の写真がエントランスにパネル展示されていた。
これが本当に9ヶ月前に起きた出来事なのだろうか?という思いを抱きながら宮城県庁を後にした。

― 鬼首地熱発電所 ―電源開発㈱

発電所は噴気、温泉の地表現象が各所に見られる栗駒国定公園の中心部
標高530mの特別地域にあり、地熱による発電の見学コースがある。

H22年10月の噴気災害で人が亡くなり、残念ながら鬼首地熱発電所の見学はできず
事務所内での説明会となった。IMG_3158.jpg


蒸気発電としては日本で4番目と古い。
合計9本の蒸気井中5本が生産中。
高温の温泉地帯における温泉熱発電は、
原発に代わるエネルギー発電として注目され国でも推進し始めている。
しかしながら一番懸念されるのは既存源泉への影響である。
もし枯渇や、温度の低下が起きたら…。
このエネルギー開発については熱源確保のための問題が多数。
業界では既存温泉源の保護のため慎重に関わっていくというスタンスだ。

今回の研修で発電現場の見学は出来なかったが、
地熱開発について現状を知り、考えるためのきっかけになってくれたらと思った。

鳴子温泉郷 元祖うなぎの湯 ゆさや

温泉街に入った。
震災復興で徐々に戻りつつある観光客の動向として、
世界遺産の平泉と鳴子温泉を組み合わせるケースが増えてきているそうだ。

総業370年、木造二階建て日本建築のお宿「ゆさや」国の登録有形文化財。
元祖うなぎの湯と呼ばれ
ぬるぬるの泉質(含硫黄・ナトリウム・硫酸塩泉 99.5℃ph8.5)
同じ敷地内に深さの違いで異なる泉質が2本ある。
鳴子温泉郷全体では370源泉、約30種の泉質がある。
果たしてその名のとおりぬるぬる湯なのか。
IMG_3164.jpg実力のほどは小さい五角形の木肌が優しい浴槽が一番よくわかった。
温度は低め、入ったら出られなくなった。
お湯の感触は重たくて、体中にまとわる感じ。
美容液のようだ。

共同湯場 滝の湯DVC00058.jpg


ゆさやに宿泊すると隣の滝の湯(酸性硫黄泉46.2℃ ph2.8)にも無料で入浴できる。
地元の保存会で管理、一般客にも開放している共同湯。
室内は湯気で真っ白、お湯も白濁。
1m先が見えない。
打たせ湯が勢いよくドドッとまさに滝のように上から湯が落ちている。
豪快で迫力がある共同湯だ。
営業時間7時30分~22時まで。

世界遺産 平泉 中尊寺

2日目は岩手県、世界遺産登録を受けた平泉へ向かう。
中尊寺金色堂を見学、あたりに紅葉がまだ残る。
とても見応えがあった。

厳美渓では、お目当て空飛ぶ団子体験。
籠に入れたお代がするすると渓谷の向こう岸に運ばれ
お団子&お茶が降りてくる。楽しい。

帰路で調整をし仙台空港と沿岸付近を走行した。
震災から再生に向かう東北、かなり復興が進んでいるが、
がれきの山のある区域もあり心が痛む。

現在静岡県では、島田市の試験焼却結果を踏まえ、
焼却前のがれきが安全であると確認され、
試験焼却に踏み切る市町が増え始めた。波及効果を期待したい。

温泉地視察―松代温泉編―
国民宿舎松代荘
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二日目に視察で訪れた松代温泉は、長野インターから近く、
成分と色に大きな特徴がある温泉です。

国民宿舎という固いイメージを払しょくする館内。
まず最初に裏手にあるガスセパレーターの見学です。
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茶褐色の小山が並んでいるのはスケールで、
温泉の排出される側溝も鉄錆色に染まっています。
三人交代でガスセパレーターの上からタンクの中の温泉を見に行きます。
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タンク内の泡立った青みがかった幻想的な源泉が。
酸化する前の源泉は少し白濁していて、
そのエイジング前の源泉に入れるよう一人用の浴槽があるそう。
後で入浴するのが楽しみです。

副支配人の丸山さんから松代温泉概要についてお話を伺う。
指定管理者制度による3年毎の管理者見直しがあるので、
常に緊張感を持って取り組んでいるとのこと。
現在、全国の国民宿舎138軒中14位、
来年は10位目標です。
皆さんやる気に満ちていて圧倒されましたが、
とても良い刺激を受けました。

2010松代イヤー
11月25日、松代温泉入浴効果のシンポジウムが開催されるそう。
北海道大学阿岸祐幸先生の実験結果報告があるとのこと。
何か科学的に証明されるのでしょうか?
どんな結果が出るのかとても興味がありますね。

成分の濃い温泉
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泉質は含鉄―ナトリウム・カルシウム―塩化物泉。
温泉研究者も注目する成分は、
通常どれか一つでも当てはまれば温泉と認められる
20項目中11項目で該当し含有量も高い。

地下にたまるマグマ水に由来するとも言われ、
二酸化炭素は法規定の3.4倍、メタケイ酸は3.2倍、炭酸水素ナトリウムは8.5倍、
特に注目されるヨウ素は25.6倍も含まれています。

宿泊者用内風呂、露天風呂に浴槽の淵には積拙物の層。
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外にあるのが源泉風呂。   IMG_2979.jpg
入ると浴槽から温泉がザバーッと流れ出ます。
温泉ビューティーの石井さんも絶賛ということでした。
茶褐色の室内の温泉よりもマイルドで香りも強いと感じました。
とにかくインパクトが強い温泉という印象。
短時間の入浴にもかかわらず浴槽から上がると足が真っ赤。

パワフルな温泉と心からのおもてなしを受けて、
長野県の温泉視察は大満足のうちに終了しました。
参加いただいた会員様、
視察先の関係者の皆様ありがとうございました。
温泉地視察(渋温泉編)
平成22年度先進温泉地視察(11月16日~17日)

今年は、外湯めぐりで有名な渋温泉、そして城下町松代の国民宿舎松代荘の視察でした。
急な冷え込みで、長野はやっぱり寒くて手がかじかじ。
渋温泉は石畳の温泉街。IMG_2961.jpg
大型バスは入れないので金具屋さんの車に乗り換えお宿に向かいます。
この石畳の下には徐雪用の温泉管が一本通っているそうです。
両側に細い路地が沢山あり、外湯の青い暖簾や商店、お宿が続く。
こういうコマコマした所「探検」したくなりますね。

9つの外湯  
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渋温泉旅館組合の関さんに外湯を説明案内していただきました。
それぞれ表にスタンプが置いてあり、購入した手拭いに押印しながら歩きます。
一般客も利用可能です。        IMG_2895.jpg
以前は鍵もなかったのですが、中でお酒を飲んで瓶を落として、
割れた破片を次のお客様が踏んで怪我をされた。
マナーの悪い一部の人の行為で残念ながら鍵を使用することになったのだそう。  
 
温泉街の商店は夜9時まで営業協力をしている。
だから夕飯を食べてからでも外に出て温泉街を散策できる。
その代り宿にはお土産物を置かないのだそう。相互協力体制ですね。

源泉の宿 金具屋  
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千と千尋の神隠しの湯屋のモデルになったと言われる木造四階建ての重要文化財。
現在も営業を続けている貴重なお宿。
夜はライトアップもありとても素敵でした。IMG_2956.jpg

毎日夕方五時半からお宿の見学ツアーを行っているそう。
100年前に100人以上の宮大工さんを集め建設している当時の写真があり、
人材は元より資材の確保から搬送まで大変だったのだろうなと灌漑深く館内を見せて頂いた。
床に埋め込まれた歯車や、
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細工の細かい欄間など手の込んだ職人技、
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120畳圧巻の大広間など、当時のまま大切に受け継いで、
現在八代目ご主人の西山さんが襲名されている。
次世代に繋ぐ責任、こんな風に延々と続いていくのだと想像しました。

源泉ツアー
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金具屋の源泉四本のうちの二本を見せていただいた。
宿から大通りにでて、大きな川を渡ると一本目の源泉。
含硫黄―Na/Ca―Cl・So4、温度98度の自噴泉。
温泉熱を利用し館内の暖房を行っている。
少し離れたところにある二本目の源泉では、毎朝自噴の吹き上げをお客様に見せている。

管のスケールの量から成分の濃さが伺える。IMG_2933.jpg

揚湯管は、櫓よりも高く自噴する様子を見学してもらえるように改良してあるそう。
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一分ちょっとでまた先ほど以上に高く噴出。
大地のパワーを実際に感じることができ大好評ということ。 
毎日このツアーを続けられているという西山さんの努力と熱意に頭が下がります。
「お客様に喜んでいただき、本当の温泉を知っていただきたい」という熱い思いが伝わります。
 
金具屋のお風呂
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館内はさすが重要文化財、レトロで素敵。
反面、階段、迷路、寒さ等「不便」も共存しています。
便利で快適な生活に慣れきっている現代人。
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理解したつもりでも「寒いから温泉に行くのが億劫」「階段が」「お部屋までが遠くて不便」
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と感じてしまう。
こうした取り組みの難しいところです。
しかしこれだけ宿泊者が沢山いるということは素晴らしいことです。

館内のお風呂は、ローマ式と鎌倉の2ヶ所しか入ることができませんでした。
小さめの家族風呂はいろんなところにあり、空いていれば中から鍵をかけて使用するフリーな利用形態。
外湯も9か所あるし館内にもこれだけの温泉がある。
一泊ではとても入りきれませんよ。
コンパクトにしかも情緒たっぷりに存在する渋温泉には
もう一度訪れてみたいです。IMG_2962.jpg






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