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平成19年秋の叙勲
平成19年11月3日、稲葉悦一会長が、秋の叙勲(旭日章)を受章!おめでとうございます。

春秋叙勲とは?
 国家又は公共に対し功労のある方に贈られる。
 生存者に対する勲章の第1回の叙勲は,昭和39年4月29日付けで,各界の功労者に対して授与された。その後,現在に至るまで春秋叙勲として毎年2回,春は4月29日,秋は11月3日付けで授与され、マスコミでも毎回大きく報道されている。

 候補者は,栄典に関する有識者の意見を聴取し内閣総理大臣が決定した「春秋叙勲候補者推薦要綱」に基づき,各省各庁の長から推薦され、内閣府賞勲局は推薦された候補者について審査を行い,原案を取りまとめる。その後,内閣官房長官が主宰する叙勲等審査会議の議を経て,閣議に諮り,受章者が決定される。
 受章者は、大勲位菊花章,桐花大綬章,旭日大綬章及び瑞宝大綬章を,宮中において天皇陛下から親授され,旭日重光章及び瑞宝重光章を,宮中において内閣総理大臣から伝達される。また,その他の中綬章等の勲章並びに銀杯及び木杯にあっては,各府省大臣等から伝達され、いずれの場合も,受章者は勲章を着用し,配偶者同伴で天皇陛下に拝謁する。
http://www8.cao.go.jp/intro/kunsho/kyokujitsu.html

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中央温泉研究所 温泉経営管理研修会
開催日時 平成19年11月7日(水)~8日(木)
会  場 野口英世記念館
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第47回 中央温泉研究所主催の温泉経営管理研修会は、今年も全国各地から223名(静岡県から17名)の参加のもと開催された。20071113154148.jpg


講演内容 1日目

①中央温泉研究所長 甘露寺泰雄「温泉法の改正等について」

H19年4月に温泉法の一部改正が公布され、10月20日に施行された。
温泉の分析10年ごとというのは温泉の有効期限ではない。水はいくらでも採れるわけではない。温泉の成分により使用法を間違えると害もあり、ガス爆発など大事故になる。掘削条件等きめ細かく対応する必要がある。
 
②環境省水・大気環境局水環境課 課長補佐 高橋一浩
「温泉の排水に関する現状と将来の問題点について」
 
 水質汚濁防止法 一律排水基準の設定と特定施設を設置する事業場として、S49年、旅館業における厨房施設、洗濯施設、入浴施設が特定施設として規定され、人の健康に影響を及ぼすおそれのある27物質の内、ほう素、ふっ素の排水は、一日50m3/S以下に設定された。
平成19年7月再見直し、21業種中、旅館業は暫定排水基準のまま3年間延長。
 今後、立入検査の排水データによる実態調査、処理技術の向上と行政の協力による改善、処理生成物の3Rの概念で(リデュース、リユース、リサイクル)資源として活用していく。
 日帰り温泉施設についても排水実態のデータ収集をしていく。
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③中央温泉研究所 副所長 高橋 保 「温泉地学」

 資料調査を行い温泉の温度、水質から候補地の絞込み→物理探査(電気、電磁、地震、重力、磁気探査等)→温泉掘削施行計画→温泉掘削申請→許可→掘削工事の発注→開始
 揚湯試験終了後の再検層実施の提案
揚湯試験の直後仮設ポンプを引き上げすぐに実施することで、掘削直後に判らない温泉湧出の情報が得られる(温度、不備等)。
 周辺既存源泉への影響を調査しデータを蓄積、源泉を適正に維持管理、枯渇させないよう状況を管理することは所有者の責任である。

④京都大学大学院工学研究科 上田晃「重い水と軽い水のお話」
 
 北海道の水と鹿児島の水、重いのは鹿児島の水、実際手にとって判別できる重量の差はなく、質量分析計という装置でその違いを判別することができる。
 温度、標高が高いほど重く、高緯度、海岸から離れるほど軽くなる。重い水、軽い水は原子量の異なる水素と酸素の割合が異なることに起因し、それを測定することで温泉水や地下水の起源や混合状況などについて多くの議論ができると期待されている。

⑤埼玉医科大学リハビリテーション医学 准教授 倉林均 「安全入浴と美人の湯」
 
 温泉入浴では、湯あたり、のぼせ、めまい、湯負けなどの副作用があり、脳梗塞など血栓症を発病する人も増えてきた。温泉の温度は42℃が適温。それ以上は危険を伴うので注意する。
 美人の湯の謎、3大美人の湯の泉質は異なるが共通点はph8.4~7.8の弱アルカリ性。
 皮脂に含まれる脂肪酸のリノール酸と弱アルカリ泉に含まれるNaやOHイオンが反応し皮膚表面で石鹸を合成し絶えず洗浄されることで皮膚が美しくなると考えられる。
 健康のために訪れる温泉で入浴事故を起こさないよう指導していく義務がある。

⑤温泉評論化・プランナー 石川理夫「温泉本来の安らぎ・くつろぎ・癒しの場の力を見直す」

 これまで温泉は限りある資源として扱われず、新規掘削や増掘、動力揚湯量の増加、循環システムの活用でどうにでもなると思ってきたが、現状は温泉は自力で地上に出ることができなくなり、大深度掘削では可燃性ガスの噴出、メタンガスの温室効果で地球環境に大きな負担を与える。果たして条件さえ整えば大深度掘削を許可してもいいのだろうか?源泉掛け流し主義も同じである。
心と体をトータルに癒す場として、自分の温泉地や宿に見合った形で源泉をいつくしみ大事に利用していくことが求められる。
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講演2日目

①NPO入浴施設衛生推進協議会長 中島有二「浴槽の衛生管理 最新情報」

 レジオネラ問題が大きなニュースとならず終息したかのように見えるが、統計的には増加している。発生は夏場にピークとなる傾向で、年齢は50から70歳代の男性に多い。
 バイオフィルムの形成が50度以上で極端に減少するという報告もあり、貯湯槽を60℃以上に保つという条例はきわめて有効。
 レジオネラ対策を重点課題としたコンプライアンス経営で信頼される施設運営を目指していくことが必要。

②新那須温泉供給㈱代表取締役 稲川裕之 
「温泉の新しい利用―温泉余熱、排熱による石油代替えエネルギープロジェクト」   

 昨今の記録的な暖冬の原因は二酸化炭素等の温室効果ガスによる地球温暖化現象。
 1998年那須温泉を襲った水害により温泉パイプが遮断されるなど壊滅的な被害を受け、初めて地球温暖化について考え、温泉供給事業でCO2削減に取り組む。
 高温泉の余熱カロリーの利用、また温泉排水のカロリーも利用(排熱をヒートポンプ(エコキュートと同じ)より回収。)
 このシステムの導入により灯油費が半分に、年間120tのCO2を削減。
 また、装置が高額のため補助金に着目し採択を受けた(NEDO、環境省)。協議会も立ち上げ那須温泉全体がエコ地域を目指す。
 温泉の余熱、排熱については国も気付いていなかった未利用エネルギーで、温泉資源が「浴用」から「熱エネルギー」に変貌することが予想される。

③㈱アムスエンジニアリング代表取締役 阿倍登壽男「タモンシステムによる重金属の除去」

 ~排水処理に使用するペレット状の「アドソープ」の特徴~
 水との反応が穏やかで接触すると表面からアルカリ成分を放出、phが弱アルカリ性となる。金属イオンは固着、ほう素、ふっ素などの陰イオンは静電引力により吸着される。複雑な処理を必要としない、汚泥が発生しない(高濃度の場合砂ろ過などの一時処理が必要)低コスト、資源の再利用が可能。
 岩手県でのヒ素、宮城県でのほう素、ヒ素、長野県でのほう素吸着実験の結果、いずれも排水基準を下回った。H20年6月販売予定。

③(社)山形県温泉協会 専務理事 吉野妙子「山形県の温泉を中心として」

 山形県の源泉数は全国19位、温泉地数は源泉数を上回る8位、湯量が豊富でなかったため、早くから県が温泉保護に乗り出し集中管理をした。 源泉は県内全体に分布、単純泉、塩泉、硫酸塩泉など。
 協会設立は大正13年、昭和63年に成分再分析の指導、平成6年に源泉調査(1源泉につきそれぞれ温泉カルテを写真付で作成)を行い、温度、水位、測定不能の源泉の再調査。
H17年には温泉表示の販売(400円)を行ってきた。
 協会で一番力を入れている業務は温泉対策事業で、毎年30~40件の相談がある。内容は、一般の方からの療養相談、会員、市町村からは施設の運営や温泉管理の相談、現場に出向いて正しい入浴指導などを行う。

④白壁荘女将 宇田倭玖子 「伊豆湯ヶ島温泉」
 
 天城7つの温泉は財産として温泉を守るため、地区別に財産区として区切られている。最近新しく持越温泉ができた。(200mの掘削)
「かかりつけ湯」伊豆の温泉で元気を取り戻してもらう伊豆地域再生のためのプロジェクトの取組み。
 雨の量で水位が日々変わるため、温度計をもって崖のふちのような通路を走り回る毎日です。表示も大切、温泉=リラックスですが、それだけではない、こうした地域の苦労もあるということを理解していただきたい。

⑤温泉評論家 山崎まゆみ「混浴のススメ 混浴で癒されませんか」

 両親から子宝の湯で授かったと聞く自分の天職と考えており、これまで世界の温泉19カ国に旅してきた愛浴家としての経験を伝える。
 混浴歴10年、今でもはずかしいと感じる浴場に入る瞬間、しかし入ってしまうと女性の方が楽しんでいる現状を沢山見てきた。
 また、さまざまな出会いもあり、懐かしい日本の情景であることに気付いた。
 現在出版にあたり、混浴で以前立ち寄ったところを調べたら、4年前から4分の1になっていた。寂しいことであり、日本の文化が消えていくような危機感も感じている。皆さんに混浴の良さをわかっていただき日本のよき風習として混浴を守っていっていただきたい。
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    講師の女性3人と甘露寺先生
おなじみ甘露寺先生のお話、排水問題、地球温暖化に係る温泉排熱利用、また他県の温泉情報なども聴く事ができました。2日間お疲れ様でした。





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